抜群の制球力は今も健在。内海哲也の球歴と、その存在がライオンズにもたらすものとは?

2022.9.19(月) 07:44 パ・リーグ インサイト 望月遼太
埼玉西武ライオンズ・内海哲也投手(C)パーソル パ・リーグTV

プロ19年目、40歳のシーズンに現役引退を表明した内海投手

 埼玉西武の内海哲也投手が、8月16日に今季限りでの現役引退を表明した。プロ19年目のシーズンを送っている内海投手は、今季から投手兼任コーチとしてプレー。若手投手にとっては文字通りの生きた教材であり、これまで培ってきた豊富な経験をチームに還元してきた。
 また、今季は2度の中継ぎ登板でいずれも無失点と好投を見せており、その実力もまだまだ健在だ。巨人時代に幾度となく修羅場をくぐり抜けてきた内海投手の力が、優勝争いを繰り広げるチームにおいて、これから必要とされる可能性も十分にあるはずだ。
 今回は、そんな内海投手が送ってきた19年間の現役生活を振り返るとともに、その存在が埼玉西武にもたらしたものについて、あらためて紹介していきたい。

巨人のエースとして長年活躍。2011年はまさに圧巻の投球を披露

 内海投手がこれまで記録してきた、年度別成績は下記の通り。

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