投高打低のシーズンに他を圧倒。2011年の中村剛也と2022年の山川穂高をデータで比較

2022.8.11(木) 07:00 パ・リーグ インサイト 望月遼太
埼玉西武ライオンズ・中村剛也選手(左)と山川穂高選手(右)(C)パーソル パ・リーグTV

今季の山川選手の活躍は、2011年に“初代”が見せた打撃を思い起こさせる

 埼玉西武の山川穂高選手が、本塁打ランキングのトップを独走している。今季は球界全体が投高打低の傾向にあるなかで、その影響をほぼ感じさせない打撃を披露。自身3度目のタイトル獲得に向けて、現時点では視界良好と言えそうだ。
 こうした山川選手の大活躍は、同じく投高打低だった2011年に、チームメイトの中村剛也選手が見せた打撃を思い起こすものでもある。山川選手がかつて「おかわり2世」の異名を取っていたこともあり、この二人がそれぞれ打者不利の環境もどこ吹く風で、他を圧倒する成績を残したシーズンが存在する点は、興味深い共通項となっている。
 今回は、2011年の中村選手と2022年の山川選手の活躍ぶりを紹介。それに加えて、この2シーズンにおける両選手の活躍を各種の指標をもとに比較し、まさしく他を圧倒する活躍ぶりだった両名の打撃を振り返っていきたい。(記録は8月9日の試合終了時点)

リーグ全体の1割以上にあたる本塁打数を、たった一人で記録してみせた

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