開幕から一番打者に定着し、苦しい戦いが続くチームをけん引している
ついに一軍の舞台で本来の実力を発揮し、開幕から苦しい戦いが続くチームにおける希望の光となりつつある。千葉ロッテの高部瑛斗選手が開幕から一番に定着し、盗塁数がリーグ1位タイ、安打数が同2位と、好成績を残して存在感を発揮している。
2021年に全試合で1番打者を務めた荻野貴司選手が開幕から5月26日まで不在だったという事態は、当然ながらチームにとって大きな痛手となった。しかし、24歳の高部選手がそれによって生じたチャンスを生かして躍動を続けている点は、中長期的にはチームにとって大きなプラスをもたらす可能性もある。
今回は、そんな高部選手が持つ独特のバッティングスタイルを紹介。「各種指標」「ヒットコース」「コース別打率」「球種別打率」といった要素から、若き切り込み隊長のことをより深く掘り下げていきたい。(成績は5月27日時点)
過去2年間は一軍の壁に苦しめられたが、今年はついに本領を発揮しつつある
高部選手が記録してきた、年度別成績は下記の通り。