かつては先発に“嫉妬”したことも… 北海道日本ハム・宮西尚生「目立たないリリーフ」の美学

2022.5.22(日) 10:18 Full-Count 石川加奈子
北海道日本ハム・宮西尚生※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

史上8人目の800試合登板に笑顔「まさか今日投げるとは」

■北海道日本ハム 4ー0 埼玉西武(21日・札幌ドーム)
 北海道日本ハムの宮西尚生投手が21日、札幌ドームで行われた埼玉西武戦でプロ野球史上8人目となる800試合登板を達成した。お立ち台では「(先発の)上沢が完投すると思っていたので、まさか今日投げるとは思わなかった」と笑ったが、14年連続50試合以上登板という献身ぶりを見てきた多くのファンは、貴重な瞬間に立ち会えたことを喜んだはずだ。
 なにせ、宮西のヒーローインタビューそのものがレアである。防御率3.65と苦しんだ昨年は1度もなかったし、一昨年は700試合登板を達成した7月29日の1度だけ。最優秀中継ぎのタイトルを獲得した19年は3度、18年は2度。基本的にリリーフがヒーローインタビューに呼ばれる機会は、先発投手や主軸打者に比べて圧倒...

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