3月25日から行われている開幕3連戦。PayPayドームでは2日連続で観客動員数が3万人を超えるなど、大注目の福岡ソフトバンク対北海道日本ハムが行われている。BIGBOSS(新庄剛志監督)がSNSや各種メディアを用いて試合前から注目を集めると、福岡ソフトバンクも負けじとさまざまな取り組みで応戦し、開幕前からマスコミの話題をさらった。
しかしプロ野球が開幕した今、結局は結果がものを言う。ここまで2試合はBIGBOSSが想定外の采配をたびたび見せてきたが、藤本博史新監督が率いる福岡ソフトバンクが2連勝。結果だけ見れば、二軍や三軍で指揮を執ってきた藤本監督の経験値の前に屈している。そこでここではこの2試合、両監督が見せたキーとなる采配に注目し、インタビューで語った声とともに振り返りたい。
25日:各所で光った両監督の選手起用。決定機で藤本采配に軍配が上がった
25日の一戦、石井一成選手の本塁打で先制した北海道日本ハムは、こまめな継投でリードを守る。一方福岡ソフトバンクは、千賀滉大投手の好投に対して打線にあと1本が出ず。しかし途中出場のガルビス選手が流れを変えると、最後はグランドスラムを放ち、4対1で福岡ソフトバンクが土壇場で勝利をもぎとった。
序盤はBIGBOSSが支配。伊藤大海、堀瑞輝らの登板は「予定通り」