日本球界復帰初年度で、抑えとしてチームのリーグ優勝に大きく貢献
本人にとってもチームにとっても、非常に意義深いシーズンとなったことだろう。2021年に4年ぶりに日本球界へ復帰した平野佳寿が、クローザーとしてオリックスのリーグ優勝に大きく貢献を果たした。
平野投手は長年にわたってブルペンの主軸として活躍し、2021年と同様に最後の最後までもつれた2014年の優勝争いも経験。酸いも甘いも嚙み分けたベテランの存在は、若手の多いチームが熾烈な競り合いを勝ち抜くうえでも、大きなファクターとなっていたことは想像に難くない。
今回は、平野投手が記録した年度別成績を確認するとともに、各種指標や、渡米前後の結果球の割合といった要素も紹介。16年にわたって第一線で活躍を続けてきた剛腕が見せた“変化”について、データをもとに見ていきたい。
2010年にリリーフへ転向し、中継ぎと抑えの双方でタイトルを獲得
平野投手が2021年までに記録した、年度別成績は下記の通り。