ポストシーズンではリリーフの投球内容が明暗を分けたが……
11月6日から始まった「パーソル CS パ」は、レギュラーシーズンで優勝したオリックスが盤石の強さを見せて幕引きとなった。ファーストステージ、ファイナルステージともにストレートでの決着となったが、試合内容は5試合全てが僅差という内容であり、投手陣の安定感が一つのキーとなっていた。
ファーストステージ第1戦では東北楽天の松井裕樹投手と宋家豪投手が、第2戦では安樂智大投手と酒居知史投手がそれぞれ重要な場面で失点を喫した。それに対して、千葉ロッテは初戦で乱調だった国吉佑樹投手が2戦目で復調し、佐々木千隼投手と益田直也投手が2試合連続で無失点と好投した。
その一方で、ファイナルステージ第2戦では千葉ロッテの東妻勇輔投手が同点の場面で2ランを被弾し、第3戦では益田投手が痛恨の同点打を浴びた。オリックスは第3戦でタイラー・ヒギンス投手が8回に一時は勝ち越しとなる被弾を許したが、富山凌雅投手とセサル・バルガス投手の回跨ぎがそれぞれ成功し、序盤でビハインドを広げられなかったことが...