9月以降は好投を続け、自身初の2桁勝利に王手をかけた
ビッグネームが揃うイーグルス先発陣の中にあって、ドラフト6位入団の男が日増しに存在感を高めている。東北楽天の瀧中瞭太投手が10月6日に6回無失点の好投を見せ、今季9勝目をマーク。プロ2年目で大きく飛躍を果たし、自身初の2桁勝利に王手をかけている。
瀧中投手は開幕から先発陣の一角に加わり、コンスタントに登板を重ねていたが、8月終了時点での防御率は4.92と芳しい数字ではなかった。しかし、たった一つの球場に対する相性の悪さが、実情以上に防御率を上昇させていた面があることをご存じだろうか。
今回は、瀧中投手のこれまでの経歴に加えて、球場別・捕手別の成績といった要素を紹介。好投を続けるプロ2年目の右腕について、より深く掘り下げていきたい。(以下の成績は10月6日試合終了時点)
昨季終盤にローテーションに定着し、今季は大きな飛躍の年に
まず、瀧中投手がこれまでに残した年度別成績について見ていきたい。