6月8日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと広島の「日本生命セ・パ交流戦 2021」第1回戦は、1対1の引き分けに終わった。
試合は投手戦の様相を呈する。福岡ソフトバンクの先発・武田翔太投手は、初回を3者連続三振の完璧な立ち上がりを見せると、その後も快調な投球を披露し、6回まで10奪三振無失点で味方の援護を待つ。一方、打線は広島の先発・大瀬良大地投手の前に5回までわずか1安打に封じ込まれ、なかなか反撃の糸口を見いだせない。
均衡が破れたのは6回裏。8番・今宮健太選手が内に入ってきた変化球を振り抜くと、打球は左中間スタンドへ。3号先制ソロは球団通算9000号のメモリアルな一打となった。しかし直後の7回表、5番・會澤翼選手に2号同点ソロを浴び、試合は...