戴冠式は粛々と? タイトル獲得へばく進する埼玉西武・山川穂高は「パ・リーグ本塁打王のジンクス」を打ち破れるか

2018.5.5(土) 13:18 パ・リーグ インサイト 藤原彬

山川選手が3・4月に記録した本塁打率は歴史的な数値

埼玉西武の山川穂高選手が4月28日の楽天戦で今季10号ホームランを放った。その翌日にもレフトスタンドへ叩き込み、3・4月だけでリーグ最多の11本を稼ぎ出している。以下の表のように、開幕から5月を迎えるまでに2ケタ本塁打へ到達した打者は、2000年以降のパ・リーグで延べ13人。その中で、今季の山川選手が記録した本塁打率7.55は2番目に低い数値だ。
本塁打率の低さは、ホームランを1本打つまでに要した打数が少ないことを意味する。この19年間は開幕日や試合数がそれぞれ違うため、3・4月の本塁打数を単純に数えるのではなく、本塁打率を比較することで、山川選手のアーチ量産スピードを明確にしたい。

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