1、2打席目は凡退し「今日はダメかなと思った」
“十亀キラー”はこの日も健在だった。26日、ヤフオクドームで行われた埼玉西武戦。福岡ソフトバンクの松田宣浩内野手が、大得意としている西武先発の十亀剣投手から、勝負を決める一発を放った。
同点で迎えた6回。柳田、デスパイネの安打で1死一、三塁のチャンスで松田は打席に立った。マウンド上には、この試合まで31打数20安打、5本塁打と圧倒的な相性の良さを誇る右腕がいた。「1、2打席目に凡退していて、今日はダメかなと思った」という松田だが、やはりキラーぶりは本物だった。
1ボール1ストライクから右腕が投じた3球目、カーブが甘くなったのを逃さなかった。快音を残した打球は本拠地のファンの声援に後押しされるように、左中間スタンドへ。勝ち越しの4号3ラン。この一打が、勝利を...