昨季まで打線を支えたロメロ選手が楽天に移籍し、新たにメジャーリーグからジョーンズ選手を迎え入れた今季の野手陣。しかし、レギュラー陣の不振や故障が相次ぎ、吉田正尚選手が中心に座りながら、得点数はリーグ最少の442に終わった。なかなか先発メンバーを固定できなかったが、若手選手が台頭するなど収穫もあった。オリックス・バファローズのシーズンレビュー後編は、打者に注目して2020シーズンを振り返っていく。
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大黒柱・吉田正尚が初タイトル。浪速の轟砲は3年ぶりの規定打席到達
昨季同様に期待打席到達は2人と、今季もなかなかメンバーを固定できなかったオリックス。その中で、シーズンを通して打線を支えたのは吉田正尚選手とT-岡田選手だった。
プロ入り当初のケガに悩まされていた姿など今は昔、3年連続で全試合出場を果たして自身初の打撃タイトル『首位打者』を獲得した吉田正選手。平成生まれとしては史上初となる打率.350を記録した今季、特筆したいのは三振...