「理想を言えば、固める方がいいかな」と語る工藤監督だが…
現在パ・リーグの首位をひた走る福岡ソフトバンク。破竹の8連勝で、2位の千葉ロッテに今季最大の5.5ゲーム差に広げ、最短で21日にも優勝へのマジックが点灯する。3年連続で日本一に輝きながらも、2年連続でリーグ優勝を逃しており、悲願の3年ぶりのリーグ優勝に着実に近づいていっている。
今季の福岡ソフトバンクで特徴的なのが、流動的に変わる打順だ。これまでも工藤公康監督は打順を固定しない戦いを行ってきたが、今年は特にそれが顕著に出ている。18日の楽天戦を終えた段階で、今季のオーダーは104試合で99通りになり、20日の北海道日本ハム戦のスタメン次第では100通りに到達する。
当然、打順は固定した方がいい、と球界では言われる。打順毎の役割や流れがコロコロと変わるのは、そこを担う選手たちにとってやり辛さがあると考えら...