「僕は完璧主義」。楽天イーグルス・小郷裕哉が語る、ルーキーイヤーの手応えと自省

2019.12.11(水) 11:30 田尻 耕太郎
NPBホワイトとの試合にのぞむ小郷裕哉選手

 今季、楽天イーグルスはルーキー野手4人が一軍デビューを果たした。若い力の台頭はチームにとって喜ばしいことであるが、限られたスタメンの座をめぐる競争はますます熾烈さを極める。台湾で行われているアジアウインターベースボールリーグに外野手として出場を重ね、チームに貢献する小郷裕哉選手に、一軍と二軍の行き来で感じたこと、プロの驚き、オフの過ごし方について話を聞いた。

「もっとどん欲にいっていたら、また違っていたかも」

――ルーキーイヤーを振り返っていかがですか?
「もうちょっとやれたかなというのが一番ですね。1年目で何もわからない状態で入ったのですが、最初は一軍で試合に出られると思えずに想像もしていなかった。結果、それが準備不足につながりました。周りのルーキーは結果を出して活躍していたし、僕ももっとどん欲に『レギュラーとるぞ』と掲げて入っていたら、また違っていたのかなと思います」
――今年のイーグルスは大卒ルーキーだった小郷選手をはじめ、辰己涼介選手、太田光選手、渡邊佳明選手の4人が一軍デビューを果たすシーズンでした。やはり刺激になったのでは?
「春季キャンプから4人ともA組で、開幕一軍は辰己だけでしたが、そこから徐々に一軍へ。特に渡邊とは一緒の日に一軍に上がったので、意識をしました。ただ結果的に僕だけが早く二軍行きになって。その時が一番悔しか...

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