埼玉西武平井はなぜ登板数が増えている? 元守護神のOB豊田清氏が挙げるポイント

2019.8.3(土) 11:23 Full-Count
埼玉西武・平井克典※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

2004年の日本シリーズでは埼玉西武の優勝投手 巨人、広島でも活躍した豊田清氏

 現在、パ・リーグで最多の登板数を誇るのが埼玉西武のセットアッパー・平井克典投手。すでに50登板を超え、このままならば、1961年に西鉄・稲尾和久氏が記録した78試合のパ・リーグ記録を超えるのは時間の問題(セ・リーグは07年、阪神・久保田の90登板)。埼玉西武ファンの中では“平井投げすぎ問題”が起こるなど、登板過多を心配する声も多いが、ここまで起用される平井の魅力とは何か。元埼玉西武のクローザーで野球解説者の豊田清が解説する。
 平井はどんなしんどい場面でもベンチの期待に応える投球を続けている。昨年まで巨人の1軍投手コーチを務めていた豊田氏は、このような起用法になっているのは、埼玉西武の攻撃のカラーも関係していると説明する。
「勝っていても、負けていても行ってくれる。すごく頼もしいというか、今のライオンズのスタイルは打って勝つ。1点くらい負けていても、平井投手がマウンドに上がって、点差が開かなければ、あの打線なら取り返せる。いろんなところで...

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