札幌で幕を開ける、真夏の首位攻防天王山。「マイナス0.5ゲーム差」という奇妙な状況の中、首位の座を福岡ソフトバンクは「死守」、北海道日本ハムは「奪取」すべく、その第1ラウンドに臨んだ。
試合は1回表から早速動く。北海道日本ハム先発・有原投手に対し、福岡ソフトバンクは2番・今宮選手が、レフトスタンド中段へ運ぶ豪快な一振り。自身初の2ケタ本塁打に王手とする9号アーチでいきなり1点を先制すると、2回にはランナーを1人置いて7番・吉村選手が左中間へ運ぶ5号2ラン。2回までに3点の援護を先発の和田投手にプレゼントする。
和田投手は初回の先頭から2者連続三振を奪うなど順調な滑り出しを見せ、その後も丁寧な投球で北海道日本ハム打線に的を絞らせず、スコアボードに0を並べ...