「お前の持ち味はなんだ?」 交流戦好投の埼玉西武・高橋光を導いた辻監督のゲキ

2019.7.1(月) 21:40 Full-Count
埼玉西武・高橋光成※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

交流戦は3戦2勝 防御率1.71と投手陣を支える 6月の埼玉西武を振り返る

 埼玉西武の高橋光成投手の勢いが止まらない。昨季は自己最少の3試合の登板にとどまった右腕だが、今シーズンはここまでキャリアハイの7勝をあげている。
 昨シーズンの右肩のコンディション不良の影響でキャンプは2軍に相当するB班スタートだったが、猛アピールで開幕ローテーションの座をつかみとった。交流戦では3試合に登板し、2勝。防御率は12球団で4位の1.71をマーク。被本塁打0が光る。特に6月14日の東京ヤクルト戦(メットライフ)では3年ぶりの完封勝利。125球を投じながらも、終盤でも球威を落とすことなくツバメ打線を封じた。
 苦しんだ時期もあった。4月中旬から3連続ノックアウトを食らうなど不安定な投球が続いた。5月8日の千葉ロッテ戦(前橋)では6回7失点。降板後はベンチで辻監督に切々と問われた。「お前の持ち味はなんだ?」。持ち味である力強い直球よりも、打者をかわそうとしていることに気が付いた。高橋光は「もう少し直球で押していくべきだった」と唇を噛んだその悔しさが、本来の投球を取...

続きを読む

関連選手記事/PLAYER

関連チーム記事/TEAM