「田中幸雄」以来の投打のヒーローになれるか。オリックスに誕生した2人の「すずきこうへい」

2017.12.22(金) 00:00 パ・リーグ インサイト 望月遼太

今秋のドラフト。オリックスは日立製作所の鈴木康平投手を2位で指名した。社会人出身の速球派投手として即戦力の期待がかかるが、この名前に聞き覚えがあるファンは少なくないだろう。オリックスにはすでに「すずきこうへい」選手が在籍しているのだから。
「先輩」の鈴木昂平内野手は、東海大菅生高校、東海大学、三菱重工名古屋を経て、2015年にドラフト7位でオリックスに入団。1年目となる2016年に開幕一軍入りを果たし、主に守備要員として45試合に出場した。今季は出場試合数を72試合に増やしており、チーム内における自らの居場所を確保しつつある。プロ2年間で10安打、打率.133、出塁率.145と課題は明確だが、内野のポジション争いに割って入るチャンスはあるはず。持ち前の高い守備力とユーティリティ性を武器に、3年目となる来季は飛躍のシーズンとしてほしい。
一方「後輩」となる鈴木康平投手は、千葉明徳高校、国際武道大学、日立製作所を経てプロ入りした。球団スカウトが「最速151キロの角度あるストレートが武器。完投能力もあり、1年目からローテーションに入りフル回転の期待がかかる選手」と太鼓判を押...

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