300試合登板を視界に捉えて、さらに信頼される投手へ。埼玉西武の10年ぶりの悲願達成には絶対的守護神が不可欠

2017.11.23(木) 00:00 パ・リーグ インサイト 成田康史

昨季の途中から、埼玉西武の勝ち試合の最終回を任されるようになった守護神・増田投手。今季は57試合に登板し、ルーキーイヤーから5年連続となる40試合以上登板を達成した。守護神らしい鉄腕と強靭なメンタルを備え、緊迫した場面でマウンドに上がり続けてきた右腕だが、今季はチームが4年ぶりのAクラス入りを果たす中で、その役割の重さを実感するシーズンだったことだろう。
福井工業大学からNTT西日本を経て、2012年のドラフト1位で埼玉西武に入団した増田投手は、ルーキーイヤーから42試合に登板。5勝3敗5ホールドと、早くも中継ぎとしてその潜在能力を発揮する。翌2014年にはチームトップの22ホールドを挙げ、2015年にはリーグトップの72試合に登板するとともに42ホールドポイントを積み重ねて、栄えある最優秀中継ぎ投手に輝いた。
昨季は高橋朋投手の故障もあって、シーズン序盤から守護神を任されることに。4月3日の楽天戦で初セーブをマークすると、シーズンを完走して防御率1.66と安定。リーグ4位の28セーブも挙げてその大役を...

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