6日はブルペンで53球を投げ、7日に打撃投手として登板
2年連続日本一に輝いた福岡ソフトバンクがキャンプを張る宮崎・生目の杜運動公園野球場。春季キャンプ第2クール2日目の6日、ブルペンでファンの目をクギ付けにする、威力あるボールを投げ込むルーキーがいた。ドラフト1位の甲斐野央投手だ。
この日、森唯斗投手、アリエル・ミランダ投手、ロベルト・スアレス投手とともにブルペン入りしたドラ1右腕。最も観客席に近いマウンドに立つと、まずは谷川原健太捕手を相手にボールを投げ込んだ。一度、ブルペン捕手に引き継がれたが、ミランダのボールを受け終えた正捕手の甲斐拓也捕手がさらに交代した。
キャンプ2度目の“甲斐甲斐バッテリー”となり、そこからも熱のこもった投球は続く。オーソドックスなフォームから繰り出されるボールは糸を引くように、そして唸りをあげて次々と甲斐のミットに飛び込んでいく。乾いた捕球音がブルペン中に響き、その様子を観覧席を埋めたファンが固唾を飲ん...