ロッテ・石垣元気が明かした一軍と二軍の打者の違い「ファームでは…」

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ロッテ・石垣元気[撮影=岩下雄太]
ロッテ・石垣元気[撮影=岩下雄太]

 ロッテの石垣元気が23日のオリックス戦で、プロ2度目の一軍登板を果たし、1回を無失点に抑えた。

 石垣は0-1の9回に登板し、先頭の来田涼斗に四球を与えたものの、続く太田椋を2ボール1ストライクから148キロのストレートで右飛、続く杉本裕太郎を2ストライクから133キロのスプリットで空振り三振、宗佑磨も2ボール2ストライクから134キロのスプリットで空振り三振に抑えた。

 石垣は球団を通じて、「先頭を出してしまったんですけど、落ち着いて次のバッターをフライアウト取って三振、三振で抑えられたので良かったなと思います。真っ直ぐが全然走っていませんでしたが、その分変化球で三振も取れたのでそこは良かったかなと思います」と振り返った。

◆ ストレート

 石垣は8月11日の取材でストレートについて「自分的には感覚的には良くないので、しっかり修正していこうと思います」と話していた中で、8月22日の日本ハム二軍戦が1回13球中10球がストレート、9月5日の阪神二軍戦が1回21球中18球がストレート、プロ初登板となった9月17日の楽天戦も16球中14球がストレートと力で押す投球が目立った。

 最近のストレートについて「質というか、球威の部分はだんだん状態が上がっているのかなと思うんですけど、まだ多少ばらつきがある。全球指にかかったストレートが投げられるように今はやっています」と明かした。

 プロ初登板となった楽天戦は最速153キロだったが、0-0の初回一死走者なしで宗山塁に2ボールから投じた外角3球目の151キロ見逃しストレート、0-0の初回一死一塁でマッカスカーを3ボール2ストライクから投じた6球目、見逃し三振を奪った149キロインコースストレートなどスピードガン以上の強さを感じた。

 「ストレートでの空振りというのが取れていなかったと思うので、当てられてしまうというのは何か足りないところがあるのかなと感じました」と納得はいっていなかった。

 気になったのは9月5日の阪神二軍戦、一軍初登板となった9月17日の楽天戦では、決め球のスプリットをほとんど投げていなかったこと。ストレートで抑えていくなど、テーマを持って投げていたのだろうかーー。

 「自信のある球はストレートなので、それを投げてブルペンとかで調子の良いものを選択して投げています。日によって投げない日もあるのかなと思います」

 その言葉通り、9月23日のオリックス戦では、スプリットで2つの三振を奪った。

 一軍の打者との対戦を経験して、一軍と二軍の打者の違いについて「ファームでは多少ボールでも振ってきたりするんですけど、(一軍では)厳しいところを見送られたり、余裕があるというか、投げていて嫌だなと思うんですけど、特に気負わずに投げることを意識していたので、あの時(プロ初登板は)は抑えられたかなと思います」と分析した。

 17日の楽天戦、0-0の初回一死走者なしで宗山に対し、2ボール2ストライクから投じた5球目のインコースの137キロスプリットで空振り三振を取りたいイメージだったのだろうかーー。

 「そうですね、でもボールからボールの低めにいっちゃったので、簡単に振ってくれないなと思いました」

 ファームで取材した時には「1日でも早く一軍の舞台で投げたい」、「今年中に上で投げられるようにしたい」と一軍で投げたい思いを何度も口にしてきた。実際に一軍のマウンドで投げて「想像していた通りのファンがたくさんいて、楽しみながら投げられた。これからは結果と内容が大事だと思うので、そこにこだわってやっていきたい」と9月23日の試合前練習後の取材で語っている。

 プロの第一歩を踏み出した石垣元気。将来的にはマリーンズファンの前で、バッタバッタと三振を取り、抑えている姿を本拠地・ZOZOマリンスタジアム、一軍の舞台で見せていきたいところ。「もっともっと長いイニングを投げて、チームの勝利に貢献できるような選手になりたいと思います」。力強いストレートには大きな未来が詰まっている。

取材・文=岩下雄太

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