【舞洲Heroes】ドラ5新人、高谷舟投手、凱旋登板での失投を糧に1軍再昇格を目指す「コツコツとやるのは得意」

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1軍再昇格を目指し、課題克服をテーマに据えるオリックスの高谷舟(写真=北野正樹)
1軍再昇格を目指し、課題克服をテーマに据えるオリックスの高谷舟(写真=北野正樹)

 オリックスのドラフト5位の新人、高谷舟(たかや・しゅう)投手が、1軍での再登板を目指し大阪の球団施設・舞洲で研鑽を続けている。

 高谷は札幌市出身。札幌日大高、北海学園大から入団。最速153キロのキレのよいストレート、スライダーなどを武器とする右腕で、「直球のキレがありスライダーも結構、曲がって実戦向き」(岸田護監督)と首脳陣の評価は高い。

 「まずは1軍で投げること。チャンスが来るまで頑張りたい」とはキャンプ終盤のコメント。開幕1軍は逃したものの4月1日に昇格し、3日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で登板機会がやってきた。0‐6から4番手としてマウンドに登ったが、1回を38球、被安打5(1本塁打)、1奪三振、1与四球、5失点で故郷での登板を飾ることはできなかった。

 「完璧に抑えることができたらよかったのですが、こういう試合を(シーズンの)最初の方に経験できてよかったと思います。早めに課題が出たので、つぶしたい」と高谷。課題はわかっている。走者を置いてからの投球や初球の入り方だという。「ずっとなんですが、走者を出してからのクイック(投法)や間合いが課題です。1軍なんで、バッターと戦っていかないと簡単に打たれてしまいます。自分と戦わず相手と戦えるように、マウンドでもっとシンプルに考えることを2軍でのテーマにしたい」と前を見据える。

 「継続は力なり」が座右の銘。中学時代に所属した軟式チーム「T・TBC」の高梨利洋代表(元ヤクルト内野手)から、継続することの大切さを学んだ。高校から投手に転向しエースにはなれなかったが、大学1年から外部のトレーナーに師事し、143キロの直球を1年後には10キロアップしてみせた。体の使い方を教えてくれる指導者で「最初はよくわからなかったんですが、続けていたらちょっとずつ変わっていって」。継続することでプロ注目の投手に成長したという。

 降格後、初のマウンドとなった19日のソフトバンク戦(タマスタ筑後)では、先発し3回を52球、被安打4(2本塁打)、2奪三振、1与死球、自責点3。1回は死球の走者一人を出しただけの好スタートだったが、2回は無死から廣瀬隆太内野手、石塚綜一郎捕手に連続本塁打を許し、課題を残すことに。

 日本ハム戦後、岸田監督からは「1軍で通用するボールは持っている。自信を持ってしっかりとゾーンに投げ込んだらいい」と助言をもらった。「突出したものがあるわけじゃない。毎日、コツコツとやるのが好きなタイプなんで、積み重ねていきたい」。愚直に目の前の課題をつぶしていく。

取材・文=北野正樹

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