
◆パ・リーグ ロッテ2―7オリックス(12日・ZOZOマリン)
オリックス・太田椋内野手(25)は、この1打席にかけていた。「チャンスで回ってきたので、積極的にいこう」。1点を追う6回、無死一、二塁で左中間へ逆転の2点二塁打。ロッテ・八木の初球のツーシームを、代わりばなで捉えた。チーム最多となる44試合目、自身3戦ぶりの4番起用で今季5度目の猛打賞。「4番に入るとあまり打てていなかったので、よかったです」と頬を緩めた。
プロ8年目の今季は、OPS(出塁率+長打率)8割以上が理想。「速い打球を飛ばす確率を上げると率も残る」。試合前練習では、通常より20グラム重いマスコットバットを用いてのティー打撃を大切にする。「20グラムだけでも、体感は全然違う。試合で軽く感じられるメリットがある」と、打席で84センチのバットがよりシャープに振れるようになると力説。創意工夫を凝らす姿勢が、18年ドラ1の成長を支えている。
この日、母校・天理は橿原との奈良大会初戦(2回戦)に勝利。2年時の17年夏に聖地を踏んだ太田は「高校野球で僕も大きく成長できた。3年間の集大成として頑張ってほしい」と後輩の活躍を期待した。自身はチームの2カードぶり勝ち越しに貢献。新背番号1のように、ナンバーワンの存在となる。(南部 俊太)