
◆日本生命セ・パ交流戦 2026 楽天0―2広島(13日・楽天モバイル最強パーク宮城)
楽天・黒川史陽内野手(25)が13日、公益財団法人ゴールドリボン・ネットワークを通じて、小児がんと闘う子どもたちと家族計30人を広島戦に招待した
黒川にとって、この活動は少年時代から抱いてきた誓いだった。きっかけは小学6年時の担任の先生が、小児がんでお子さんを亡くされたこと。「命の大切さや、生きたくても生きられない子たちがいる。自分たちが何不自由なく野球ができていることに感謝をして、自分にできることは何かあるのかなと思って、こういう活動をさせてもらいました」と、経緯を語る。
これまでには小児がん患者にニットキャップを寄贈したこともある。試合に招待したのは今回が初の試み。着実に活動の幅を広げている。「小学生、中学生の時からプロ野球選手になった時に、こういう活動をしたいというのが夢であった。少しずつですけど、実現できてきた」。今後は病院を訪問するなどの構想も練っているという。「まだできてない部分もたくさんあるんで、そういう活動もしていけたら」と見据えている。
この日は練習後に球場にきた子どもたちらと質問タイムなどで交流。サイン入りボールをサプライズで渡すと笑顔の花が咲き乱れた。子どもたちからは手紙や似顔絵をもらうこともあった。「いろいろ手紙とかをくれました。活躍を見せられるように頑張ります」。小さな手から受け取った真っすぐな思いが、25歳の背中を押した。
自分がグラウンドで全力で白球を追う姿が、希望の光となると信じている。「僕たちは野球で明るくプレーしている姿で、一緒に頑張るしかない。そういう姿を見せられるように頑張りたい」。もらった似顔絵を見つめる瞳には、優しくも強い決意が宿っていた。