ロッテ・藤原恭大「より集中力を高めてできている」得点圏打率はリーグトップ.433。打率と出塁率はリーグ2位

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ロッテ・藤原恭大(撮影=岩下雄太)
ロッテ・藤原恭大(撮影=岩下雄太)

 ロッテの藤原恭大は開幕から大きな好不調の波がなく、打率と出塁率はリーグ2位の.311、.414、安打数はリーグ3位タイの38本を記録する。

 インコースの対応が素晴らしい。4月15日の日本ハム戦、「繋いでくれたチャンスの流れに乗って打つことができました。ランナーを返すことができて良かったです」と、5-5の4回二死二、三塁の第3打席、加藤貴之が1ストライクから投じた2球目のインコースシュートをライト前に詰まりながらもライト前に落とす安打、4月21日のオリックス戦、「調子が良かったので、良い感覚で打てました」と、1-1の5回無死走者なしの第3打席、田嶋大樹が3ボール2ストライクから投じた8球目のインコース低めの135キロカットボールをライト線に二塁打が良かった。

 今季の藤原はインコース攻めが多く、死球の数はリーグトップの7個。相手のマークが厳しくなっているのか訊くと、「そんなに。(投手の球が)抜けているだけかなと思います」と涼しい顔。

 4月14日の取材でアウトコースの対応について「最近引っ張りすぎて崩れている部分があるので、もう1度しっかり逆方向の意識をもう一度、今日は強く思って振りました」と話していたが、4月29日の楽天戦、0-0の初回無死走者なしの第1打席、前田健太が1ボール2ストライクから投じた5球目の140キロスプリットをレフト前に弾き返す安打を放てば、5月2日の西武戦、3-5の7回二死一、三塁の第4打席、「まっすぐだろうなと思ったんですけど、綺麗に打ち返せたかなと思います」と、武内夏暉が1ボール2ストライクから投じた4球目の外角ストレートを逆らわずにレフト前適時打は素晴らしかった。

 「あんまり最近は気にしていないですけど、より集中力を高めてできているかなと思います」と、勝負強く得点圏打率はリーグトップの.433だ。8日のソフトバンク戦でも、3-2の6回一死二、三塁の第4打席、「逆転したあとのチャンスでしたし追加点をと思っていたので還せて良かったです」と、ヘルナンデスが1ストライクから投じた2球目のストレートをレフト前に2点適時打。

 打つだけでなく、四球もリーグ7位の15個。5月5日のオリックス戦、0-6の9回無死走者なしの第4打席、入山海斗に対し2球で追い込まれるもファウル、ボールを見極め3ボール2ストライクから10球目の150キロストレートを見送り四球を選んだ。安打が出ない試合でもしっかりと四球を選ぶことができており、4月3日のソフトバンク戦から4月21日のオリックス戦にかけて16試合連続出塁。現在も4月25日のソフトバンク戦から10試合連続出塁中だ。

 試合前の打撃練習でも、「その日自分の体に合ったバッティングフォームを意識しながら、調整しています」と、ファウルを打ったり、投手に近づいて打ったり、ノーステップ打法で打ったりと工夫を凝らす。試合前の練習の段階から、試合のための準備をしっかり行っているから結果につながっているとも言える。

 「やれることは変わらず、(この先も)やっていけたらいいなと思います」。苦しい打線の中で、開幕から引っ張っているのは間違いなく藤原恭大だ。シーズン通して、打ち続けてほしい。

取材・文=岩下雄太

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