【楽天】 「ドラフト2位で入って力になれてない…」2年目の徳山一翔が抱いていた“責任感”…左肘手術から1年ぶりに実戦復帰

スポーツ報知

徳山一翔

◆ファーム・リーグ 楽天5―3日本ハム(18日・森林どり泉)

 左肘の手術を受けていた楽天の徳山一翔投手(24)が18日、約1年2か月ぶりに実戦復帰した。最速145キロを計測し、1回2安打無失点、2奪三振。期待の大きい24年ドラフト2位左腕がリスタートした。

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 ようやくたどり着いたマウンドで徳山は思い切り腕を振った。3点リードの6回に3番手で登板。まずは先頭の宮崎をチェンジアップで空振り三振に仕留めた。その後2死一、三塁のピンチで上川畑をチェンジアップで空振り三振。最速145キロを計測した直球と変化球を制球を良く投げ込んだ。待望の復帰登板は1回2安打無失点、2奪三振。「緊張しましたけど、集中して投げられた。リハビリをやってる時は1年が長く感じましたけど、マウンドに立ったら『一瞬だったな』『早いな』って思いましたね」。苦しい月日の流れが不思議と一瞬の出来事のように思えた。

 24年ドラフト2位で環太平洋大から入団。即戦力として期待されたが、昨年7月に左肘のトミー・ジョン手術を受けた。昨季終了後には育成契約にもなった。「ドラフト2位で入ってチームの力になれてないことと、本当に復帰できるのかという不安はあったので、それがやっぱりキツかった」。期待に応えられないもどかしさと、先が見えない苦しさにさいなまれた。

 長いリハビリ生活。“道しるべ”となったのは同じトミー・ジョン手術経験者だった。その一人が楽天の先輩である西口。「西口さんにいろいろ聞いて、一緒に練習やキャッチボールをしてもらった。(復帰への)不安はありましたけど、(不安を)紛らわすというか、安心はできた」。同じような苦難から復活を遂げた右腕の存在に救われた。

 実戦から離れる間はフィジカルを徹底して鍛えた。課題だった瞬発力を高めるためジャンプ系のトレーニングを導入。ベンチプレスやスクワットで扱える重量も増えた。「これから(投球に)つながってくるんじゃないかな」。飛躍への土台をつくってきた。

 今後は登板後の患部の状態を見ながらステップアップしていく。目指すのは支配下返り咲き、そして1軍の舞台。だからこそ、この一歩をゴールにはしない。「まだまだ足りないことが多すぎるので、1つずつ、つぶしていきたい」。苦難を乗り越えた左腕が再出発した。

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