ロッテ・カスティーヨ「登板するたびにチームを助けたい気持ち」日本野球に適応しようと打者の特徴を研究

ベースボールキング

ロッテ・カスティーヨ(撮影=岩下雄太)
ロッテ・カスティーヨ(撮影=岩下雄太)

 「自分としてはチームを助けたいと思ってやってきていて、それが5試合の中ではできているなと思います」

 12日の試合前練習後の取材で、このようにここまでの登板について振り返ったロッテのホセ・カスティーヨは、同日のオリックス戦に登板し、1回を危なげなく無失点に抑えた。

 カスティーヨは2-4の7回に登板すると、先頭の中川圭太に粘られながらも0ボール2ストライクから投じた7球目の150キロツーシームで二ゴロに打ち取る。続く山中稜真も1ボール2ストライクから4球目のツーシームを三遊間に弾き返されたが、ショート・友杉篤輝の好守備にも助けられ2アウト。最後は西川龍馬を3ボール0ストライクとボールが先行するも、ここからスライダーで2球ストライクを取り、3ボール2ストライクとカウントを整えると、最後は6球目のストレートで二ゴロ。1イニングを危なげなく3人で片付けた。

◆ 研究熱心

 カスティーヨはオープン戦期間中の3月に『左ハムストリングスの損傷』と診断され離脱したが、「ファームではすごい日本のバッターが積極的にスイングしてくるので、そういうところは勉強していました」と、リハビリやファームで実戦登板をする中で日本の打者の特徴を研究。「あとはキャッチャーの方とコミュニケーションをとって自分としてはキャッチャーに全面的な信頼を置いている。話し合いをして抑える。取り組みというか、キャッチャーと一緒にやっています」と、捕手陣とコミュニケーションをとった。

 一軍のマウンドに上がってからは、初登板となった6月23日の日本ハム戦で失点したが、6月28日のソフトバンク戦から現在5試合連続無失点中。7月10日のオリックス戦では、3-4の4回一死一、二塁の場面で先発・廣池康志郎の後を受けて登板し、山中を右飛、西川を一ゴロに仕留める火消しを見せた。

 カスティーヨの投球を見ているとストライク先行で投球テンポが非常に良い。「昔からテンポよく、テンポよくと言われてきていて、日本でも発揮できていると思っております」と涼しい顔。

 投げている球種で言えば、スライダーが抜群に良い。ZOZOマリンスタジアム一軍初登板となった6月28日のソフトバンク戦、3-3の12回一死走者なしで今宮健太を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めたインコース139キロスライダーが素晴らしかった。

 カスティーヨにとって投球する上で、スライダーはどのような位置付けなのだろうかーー。

 「自分としてもスライダーが一番自信のあるボールなので、どんどん投げていますし、これから試合も増えれば精度も良くなっていくと思っています。引き続き頑張っていきたいです」

 ZOZOマリンスタジアムで登板する際、大好きな『呪術廻戦』の主題歌King Gnuの『SPECIALZ』を登場曲に使用するなど日本のアニメ、音楽が大好きなカスティーヨ。来日するにあたって日本のアニメや音楽が好きになったのか訊くと、「子供の頃から好きで、自分としてはアメリカでもどんどん曲を流したかったんですけど、向こうで設定されるのでなかなか機会がなかった。なので、流すことができなかったです」と教えてくれた。

 日本が大好きで、日本野球に適応しようと研究も欠かさないカスティーヨはこの夏、「登板するたびにチームを助けたい気持ちはあるんですけど、自分のチームは守備陣もしっかりしているので、バックを信じてどんどん自分の腕を振っていきたいと思っております」と、チームのために腕を振る覚悟だ。

(ホセ・カスティーヨ投手通訳=リッキー・サントス・タカタ通訳)

取材・文=岩下雄太

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