ロッテのサム・ロングは先発に配置転換後、6試合・26回を投げているが、7月4日のソフトバンク戦では来日最長の7回・104球を投げ、無失点に抑え来日初勝利を手にした。
6月10日に取材した際、「中継ぎから先発に転向して難しいなと思ったところは、球数かなと思いました。中継ぎの時は少ない球数で抑えるところですけど、先発になるとどうしても球数が多くなってしまうので、少し自分としては難しさを感じました」と話していた中で、ソフトバンク戦では7回・104球を投げた。
「しっかりと先発としていい調整ができていると思っております。104球投げたのは久しぶりなので、久しぶりという感覚があったんですけど、しっかりと投げ切ることができました。引き続き球数を多く、長いイニングを投げていけるようにしたいと思っております」
リリーフから先発に転向した際、見直したストレートも、「着実にいい方向に進んでいると思っております」と好感触。「6月以降、色々試してきた上で、威力が増していって、コントロールも前回の登板ではしっかりできていた。引き続きより良くなっていくように精進していきたいところです」と力を込めた。
イニングを重ねてもストレートのスピードを落ちずに投げられている。前回登板のソフトバンク戦でいえば、8-0の7回一死一塁で柳町達を2ボール2ストライクから見逃し三振に仕留めたストレートは148キロを計測した。
「間違いないなくいいサインだと思っております。以前は試合が進むにつれて球速が落ちてしまう課題があった中で、しっかりと出力を残したまま、速い球を投げられていますし、三振が取れているのは嬉しく思っております」
変化球に関しては「今まで通り、先発である以上いろんな選手と1回だけではなく、複数回対戦することになるので、ストレートを軸の中で変化球を織り交ぜて投げていきたいところではあります」と説明。
カットボール、スライダー、カーブを中心に投げているが、メジャー時代に投げていたチェンジアップをほとんど投げていない。今後に向けて隠しているのだろうかーー。
「別に隠しているというわけではなく、普通に他の変化球の優先度が高いということがあったりするので、今はあまり投げていない状況です。ただ間違いなくシーズン後半になってくるにつれ絶対に使っていかないといけない変化球ですし、どんどん対策されていく中でしっかりとチェンジアップを使っていきたいところです」
前回初勝利を手にし、今日の登板でも1イニングでも長く投げ、チームを勝利に導きたいところ。「本当に1イニングでも長く、球数も多く投げていきたいところです。それで勝利を勝ち取って、チームに貢献できるように頑張っていきたいと思います」。2勝目を目指しオリックス戦のマウンドに上がる。
(サム・ロング投手通訳=千葉ロッテマリーンズ・村田純平通訳)
取材・文=岩下雄太