ロッテ・松川虎生「チャンスが来ればそこでしっかり結果を残せるように」5月は先発マスク減少も出場した試合で存在感

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ロッテ・松川虎生(撮影=岩下雄太)
ロッテ・松川虎生(撮影=岩下雄太)

 「自分がやってきたこと。ちょっとずつ出せているかなと思います」

 ロッテの5年目・松川虎生は開幕から一軍で佐藤都志也と共に、ロッテ投手陣を支えている。

 松川は2023年以来の開幕一軍を掴むと、3月27日の西武との開幕戦に『8番・捕手』でスタメン出場し、0-0の2回二死二塁の第1打席、「とにかく必死に打ちました。先制することができて良かったです」と、渡邉勇太朗が1ボール1ストライクから投じた3球目のストレートをセンター前にチーム今季初得点となる適時打。続く1-0の4回一死満塁の第2打席、「ゲッツーだけ打たないように考えていました。結果ゴロになってしまいましたが、押し込めたかなと思います」と渡邉勇太朗の初球のストレートをレフト前に2打席連続となる適時打を放った。守っても、先発・毛利海大、高野脩汰、ロング、鈴木昭汰、横山陸人の5投手を好リードし、チームを今季初勝利に導いた。

 4月1日の日本ハム戦では、移籍後初先発となったジャクソンに対し、1巡目はストレートとチェンジアップ中心で組み立てると、2巡目以降はナックルカーブを織り交ぜ、日本ハム打線の的を絞らせず、5回1被安打無失点でジャクソンの移籍後初勝利に大きく貢献。

 4月7日のオリックス戦では、5回に宗佑磨、6回に西川龍馬の盗塁を刺した。このオフはWBC日本代表の中村悠平(ヤクルト)、坂本誠志郎(阪神)らと自主トレを行い、スローイングを磨き、中村と坂本からスローイング際の足の運びを教えてもらった。シーズンが始まってから、練習を積んできた足の運びの部分をうまく出せている感じがあるようだ。

 4月10日の西武戦では、今季先発となった河村説人を右打者のインコースにストレートを積極的に投げ込ませ、6回1失点にまとめるなど好リードが光った。

 「まっすぐあっての変化球だと思っているので、基本的にはピッチャーの良い球を。まずは真っ直ぐで押していきながら、変化球でしっかり打ち取れるところは打ち取るという感じなので、変化球でボール、ボールとなるのはバッテリーとしても苦しいと思う。ストライク先行で進めていくことを心がけているをやっています」

 3・4月は15試合でスタメンマスクを被ったが、佐藤都の打撃が復調した5月は、スタメンマスクは4試合。5月8日のソフトバンク戦では、「なんとか塁に出て、下位が出て上位に繋ぐことが大事だと思っているので、なんとか塁に出ることを意識してやっています」と、0-0の3回無死走者なしの第1打席、上沢直之に対し1ボール1ストライクから3球目のストレートを三塁ライン際にセーフティバント。相手の意表をつくバント安打でチャンスを作った。

 5月10日のソフトバンク戦を最後にスタメンマスクがなく、ベンチで戦況を見守ることが多くなった中で、いつ出番が来てもいいように準備している。

 「試合をしっかりまずは見ながら、自分だったらというのを考えてというのと、バッターの反応、キャッチャー守っている時とベンチで見る時はベンチが見やすいと思っているので、バッターの反応を見ながら、そこを重点的に見ているのかなと思います」

 5月10日のソフトバンク戦以来の出場となった23日の楽天戦、2-6の8回の守備から途中出場すると、7-6と逆転しなお二死二塁で迎えたこの日最初の打席、津留崎大成が1ボール2ストライクから投じた4球目のスライダーをライト前安打。これで松川は出場した試合3試合連続安打となった。

 打撃に関しては「ちょっとずつですけど、まずはミート力というところを意識してやっているので、ミートできるようにというのをしっかり意識してやっています」とのことだ。

 1点リードの9回裏、4月12日の西武戦以来のバッテリーを組んだ守護神・横山を1回無失点に導き、楽天に流れを渡さなかった。

 松川は今後に向け、「自分が出た時にしっかりチームに貢献できるように練習から意識しながら、チャンスが来ればそこでしっかり結果を残せるように意識してやっていきたいと思います」と決意。今は“打てる捕手”佐藤が攻守に貢献していることもあり出場機会が減っているが、出場機会があった時には23日の楽天戦のような働きを見せたい。

取材・文=岩下雄太

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ロッテ・松川虎生「チャンスが来ればそこでしっかり結果を残せるように」5月は先発マスク減少も出場した試合で存在感