
◆パ・リーグ 西武6―4ソフトバンク(21日・ベルーナドーム)
堂々としたマウンドさばきだった。6―4の9回。西武・岩城颯空(はくあ)投手(22)は球場が暗闇に包まれる演出の中、颯爽(さっそう)とマウンドに上がった。先頭の栗原を空振り三振、続く代打・中村晃を遊ゴロ斬り。最後は柳町を外角低めのスライダーで三ゴロに仕留めてチームの2連勝に導いた。パ・リーグトップをキープする6セーブ目を挙げた左腕は「トップっていうことに関しては、まだ4月なんで何とも言えませんが、現状で1位ということでうれしいです」と謙虚に喜んだ。
オープン戦6試合で被安打0本の実績を買われ、守護神に抜てきされた。3月31日のオリックス戦(ベルーナD)では新人として史上7人目となるプロ初登板初セーブの快挙を成し遂げ、今や不動のクローザーに成長。モチベーションの一つとなっているのが、7月に地元・富山で開催される球宴出場だ。「地元、凱旋ということで、何も思わないということはない。結果の勝負なので、行けたら行けるように頑張りたい」。このまま結果を残していけば、ひそかに抱く夢をかなえるチャンスは大いにある。
「この調子でシーズンを駆け抜けたい」。22歳のルーキーに風格が備わってきた。(長井 毅)
◆岩城 颯空(いわき・はくあ)2003年9月17日、富山生まれ。22歳。富山商から中大に進学し、25年ドラフト2位で西武入団。3月31日のオリックス戦(ベルーナD)で新人では史上7人目のプロ初登板初セーブをマーク。今季年俸1250万円(推定)。