
オリックス・紅林弘太郎内野手(24)が27日、キャリアハイ更新へポジティブ思考を披露した。この日で終了した宮崎キャンプの実戦は3試合に出場し、5打数無安打。数字を気にするどころか、声も表情もすこぶる明るかった。
「7年間で初めて、宮崎でヒットが出ませんでした。この時期は毎年、1軍でも2軍でもスカスカ出ていたんですけど…」。新人だった20年からキャンプ地で続けていた安打記録がストップ。「プラスに考えて」と全く落ち込まなかったのは、進化の途中だからだ。
正遊撃手としてプロ初の全試合出場を見据え、1月は山ごもり修業。午前6時の座学から1日10時間以上の自主トレを続けてきた。「今までは『キャンプで結果が出てうれしい』みたいになっていた」と言えるのも、心身ともに成長を実感している証拠。「打撃の内容は上がっている。新しいことをやっているので、逆にそこを楽しみにしたい」と、とにかく前向きだ。
同学年の盟友・宮城はWBCの大舞台で戦う。最終メンバーに選ばれなかった悔しさは胸にしまい込み「あいつは本当にやってくれるし、抑えると思う。楽しみです」とエールを送った。打率2割7分5厘、10本塁打、48打点が自己最高。大人の紅林が、過去の自分を超える。 (長田 亨)