
オリックス・平野佳寿選手兼任コーチ(41)が、新球カットボールで新たな境地を切り開いた。23日、宮崎キャンプでライブBP(実戦形式の打撃練習)に初登板し、20球で安打性は2本。打者相手に初めて投げたという新球カットボールで、左打者・シーモアのバットを折る場面もあり、「いいところに投げられた。ああいう反応になってくれたらいいというボールだったので、よかった」と収穫ありの様子だった。
プロ20年目の25年はNPB通算250セーブを達成したが、1軍登板は3試合のみに終わった。「若い時は真っすぐ一本で抑えられたけど、それじゃもうできない。抑えるために(スタイルを)変えなければ」。カットボールや昨季習得したツーシームを織り交ぜ、ゴロを打たせる投球が理想だ。この日、捕手を務めた森友からは「真っすぐに見えて、最後にちょっと曲がっていました」と、うれしい声を掛けられた。
26日の西武戦(SOKKEN)で今季初実戦を予定。兼任コーチとして精力的に動き回る日々だが「1軍で投げているうちは、選手としてやらせてもらえる」と、復活への思いは相当だ。「新しいものを見つけないと、この世界ではやっていけない。新境地を切り開いていかなきゃ」。3月に42歳を迎えるパ・リーグ最年長投手の向上心は尽きることがない。(南部 俊太)