
オリックス・山岡泰輔投手(30)が2日、本紙既報通り5月に取得した国内FA権を行使せず、残留することを正式表明した。年俸6800万円から増額で1年契約。決断した最大理由が、岸田護監督(44)の存在だったことを明かした。
「来年もオリックスで頑張りたい。マモさん(岸田監督)がいるからというのが、僕の中で一番大きかったです」。ともに生え抜きで、現役時代から尊敬してきた先輩。この日の秋季練習前に直接報告した。今季はリリーフ専任で41試合に登板したが、先発への復帰も決定。「残ってくれてありがとう。13勝な!」と早速ノルマを設定され「15勝します」と力強く「上方修正」した。
球団には全日程終了から6日の10月18日にスピード交渉を準備された。東京ガスから16年のドラフト1位で入団し、当時の監督だったのが福良GM。「もう一度、勝負したらどうだ?」と熱い言葉も刺さった。「福良さんも、間違いなく残る要素に入っている」。3年ぶりの優勝に必要な戦力と評価され、恩返しも心に決めた。
19年に13勝4敗で最高勝率のタイトルを獲得した右腕。「2年半ぐらい先発を離れているので、そこを埋める。マモさんを日本一の監督にしたい」と目を輝かせた。低迷期からチームを支えてきた看板選手。有言実行のプロ10年目とする。(長田 亨)
〇…岸田監督が山岡の残留を喜んだ。この日、大阪・舞洲の秋季練習前に直接報告され「ありがたい限りで。このチームのためを思って、決断してくれていると思いますから」と感謝。来季から再び先発で起用することも決めた。残留を決断する前に面談し、山岡からも「マモさんのために、言われた場所で投げます」と伝えられていた指揮官。「本当に勝ちたい気持ちがあるでしょうし。またしっかり働いてもらおうかな」とフル回転に期待した。