温暖な地域で行われる野球リーグには、それぞれの特徴が
ウインターリーグとは、野球のオフシーズンに温暖な地域で行われる野球リーグのことだ。通常は、チーム単位ではなく所属しているチームの了承を得て、選手が個人単位で参加する。ウインターリーグは、レギュラーシーズンと異なり、勝利ではなく、育成が目的とされている。主として若手選手が実戦経験を積むことで、成長するのが目的だ。
現在、台湾、オーストラリアと北中米で行われている。ただし、地域によってウインターリーグの性格は微妙に異なっている。
台湾のアジアウインターベースボールリーグ(AWBL)は、CPBL(台湾プロ野球)が主催している。2012年から始まり、今年で6回目(2014年は開催されず)。今年はCPBL、NPBのウエスタン、イースタン、JABA(日本の社会人野球)、KBO(韓国プロ野球)が参加したが、いずれも若手選手が中心。勝敗よりも選手の育成が優先されている。AWBLは、球団が選抜した選手を派遣する。NPB、JABAの選手はぞれぞれのチームのユニフォームを着てプレ...