これぞ「二刀流」。「4番・大谷」が先制点を呼び、「投手・大谷」で今季初完封。最終登板で有終の美を飾る

2017.10.4(水) 00:00 パ・リーグ インサイト 吉田貴

パ・リーグ史上初となる、「4番・投手」で今季ラスト登板に臨んだ大谷選手は、投手として最速162キロの速球を軸にオリックス打線に2本の安打しか許さず、今季初の完封勝利。打者としては後の先制打を呼び込む安打を放つなど「二刀流」として最高の形で応えた。
1回、1番・T-岡田選手に対し、初球、2球目と158キロの剛速球を連発し、二ゴロに打ち取ると、続く2番の大城選手は141キロのフォークで空振り三振。3番・小谷野選手も158キロの速球で一ゴロに打ち取り、わずか7球で危なげなくオリックス打線を無失点に抑えた。続く1回裏に大谷選手は、4番打者として2死2塁といきなり先制の好機で打席に入ったものの、ここは一ゴロに倒れ、自身のバットで先制とはならず。
2回は5番・中島選手を驚異的な変化量のスライダーで空振り三振に打ち取ると、6番・武田選手も162キロの剛速球で2者連続となる空振り三振に斬った。3回も2三振を奪って3者凡退。3イニングスを投げて、27球、被安打0、奪三振5、無失点と文句なしの完璧な立ち上が...

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