その差は3ゲーム。リーグ2位、そして「2017 ローソンチケット クライマックスシリーズ パ」のファーストステージ本拠地開催をかけた、埼玉西武対楽天の2連戦初戦。
序盤は投手戦の様相を呈する。埼玉西武の先発・十亀投手は走者を許しながらも緩急を駆使して要所を封じ、スコアボードに0を並べる。土肥投手コーチも「左打者が多い中、しっかりインサイドを突けている」と評したように、スタメン野手9人中7人が左打者の楽天打線を封じる。
一方の楽天先発は則本投手。今季は埼玉西武戦で3試合に登板して0勝2敗、防御率7.11と相性はよくないが、チームの期待を一身に背負い、気持ちのこもったマウンドさばきを披露。初回の満塁のピンチをしのぐと、2回は3者連続三振。3回には最速156キロの直球で浅村選手から三振を奪うなど、3回まで6つの奪三振...