明暗がくっきり分かれた。埼玉西武が北海道日本ハムに快勝し、楽天が千葉ロッテに敗戦。「2017 ローソンチケット クライマックスシリーズ パ」の本拠地開催がかかる2位の座を争う2チームが対照的な結果に終わり、2位・埼玉西武と3位・楽天の差は3ゲームに広がった。
埼玉西武先発・野上投手の気迫が、終盤に打線に火をつけた。初回、2回と先頭に走者を許したが、無失点で切り抜けると、そこからはゼロ行進。8回無四球無失点と文句なしの内容に、打線は7回1死2,3塁、相手の暴投で先制に成功すると、この日女房役を務めた9番の岡田選手が2死3塁から変化球を中前にはじき返して2点目。さらに9回、岡田選手の2打席連続のタイムリーなどで3得点。5月17日以来の猛打賞を記録した岡田選手がヒーローに選ばれ「野上さんが粘り強く投げてくれた。感謝しています」と、11勝目を挙げた右腕を立てた。
仙台では楽天がまさかの展開。1点リードで守護神の松井裕投手が2死2塁から2四球で満塁のピンチを招くと、大嶺翔選手に左中間へ走者一掃の3点適時二塁打...