8月3日の埼玉西武戦では逆転に繋がる痛恨の悪送球「悔しさなくなることはない」
北海道日本ハムの石井一成内野手が3日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、120万円ダウンの1620万円でサインした(金額は推定)。2年目の今季は、114試合に出場したルーキーイヤーよりも成績を落とした。69試合の出場にとどまり「自分的には評価に値しないと思っていたシーズン。来年頑張るしかないという思いだけです」と表情を引き締めた。
忘れられないプレーがある。2.5ゲーム差の2位につけて臨んだ8日3日の埼玉西武との首位攻防戦。背中を痛めて退いた杉谷に代わり、7回に二塁の守備に就いた。1点リードの1死満塁で埼玉西武・浅村の打球は遊撃へ。6-4-3の併殺かと思いきや、石井の一塁への送球が逸れて逆転された。「途中から出たとはいえ、本当に迷惑をかけてしまったので、心に残っています。悔しさがなくなることはないんじゃないですかね」と痛恨のプレーを心に刻み、今後の野球人生のバネにする。
来季の目標はレギュラー獲りだ。今季は二塁、三塁、遊撃と複数任されたポジションについては「ショートでレギュラーを獲ることがこの先の自分にとって大きなこと。そこを逃げずにやっていければ、もう一つ二つ成長できるかなと思います」と力を込めた。来年1月には、今年ゴールデングラブ賞を受賞した広島の田中広輔内野手、千葉ロッテの中村奨吾内野手らと自主トレを行う計画。名手たちの極意を学び、来季...