北海道日本ハムが交渉権獲得の王柏融 稀有なキャリアとNPBへ適応への課題は…

2018.11.22(木) 16:42 Full-Count 広尾晃
北海道日本ハムが交渉権を獲得したラミゴ・王柏融※写真提供:Full-Count(写真:篠崎有理枝)

台湾プロ野球を経験してからの海外移籍は珍しい

 北海道日本ハムが、ポスティングシステムにより交渉権を獲得したラミゴの王柏融外野手。台湾プロ野球で2度の4割をマークした“大王”は、いろいろな意味で「破格」の選手だといえる。
 王柏融は、台湾南部の屏東県の出身。野球エリートが通う中国文化大学に進み、外野手として頭角を現した。2014年の第1回U21野球ワールドカップには、中国文化大学からチャイニーズ・タイペイ代表に選ばれて出場。決勝では鈴木誠也(広島)、上沢直之(北海道日本ハム)などがいる侍ジャパンを9-0で下して優勝。このときは台湾中が熱狂した。
 台湾では、王のような有望選手は、社会人野球に進むか、日本やアメリカなどのプロ野球に進む場合が多い。ヤンキースで活躍した王建民、北海道日本ハムや巨人で活躍中の陽岱鋼などはその代表格だ。CPBL(中華職業棒球大聯盟、台湾プロ野球)に進む有望選手は...

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