グラシアルは54試合で打率.287、9本塁打をマーク
2年連続日本一に輝き、2018年シーズンを締めくくった福岡ソフトバンク。クライマックスシリーズ(CS)、そして日本シリーズの戦いぶりは、やはりディフェンディングチャンピオンらしく勝負強く、埼玉西武を4勝2敗、広島を4勝1敗1分で打ち破り、頂点に手を届かせた。
とはいえ、ペナントレースに目を向ければ、ここ数年では最も苦しいシーズンを過ごした。主力に故障者が続出し、一時は借金生活に突入。Bクラスに転落する時期もあり、2年連続日本一どころか、CS進出すら危ぶまれるほどだった。
今季、福岡ソフトバンクには7人の外国人助っ人が在籍。中核として期待されていた選手たちは故障や不調などで成績を落とした一方で、グラシアルとミランダはチームの救世主となった。終盤戦に右肩上がりした戦いぶりは、2人の存在をなくして語れ...