前半戦はリードオフマンとして奮闘
「途中で離脱してしまったので、申し訳なかったなというのがあります」。
プロ9年目の2018年シーズンをこう総括した千葉ロッテの荻野貴司選手。毎年のように故障で離脱し、2016年オフには背番号を「4」からケガがゼロになればいいと思いを込めて「0」に変更した。翌2017年は大きな故障もなく1年を過ごしたが、打撃不振でファーム落ちした時期もあり、シーズンを通して一軍で過ごすことはできなかった。
しかし、井口資仁監督が就任し“機動力野球”を掲げた今年は、開幕から不動のリードオフマンとして打線をけん引した。「塁に出ればチームに勢いがつくので、積極的にいきつつも、しっかり塁に出ることを考えてやっ...