「新たな選手が入ってきて立ち位置がなくなる。そんなチーム」
パ・リーグ2位から“下克上”で2年連続日本一に輝いた福岡ソフトバンク。怪我人や外国人、ベテラン選手たちを除く選手たちは、激戦の疲れも癒えぬまま、宮崎秋季キャンプを行っている。そのキャンプも17日で打ち上げ。若手の多いキャンプの中で、ホークス移籍からちょうど1年を迎え、宮崎の地で精力的に練習に取り組んでいる男がいる。
西田哲朗、その人である。
昨年の11月15日、山下斐紹とのトレードで東北楽天から加入した西田はキャンプ地で移籍会見を行った。あれから丸1年。自身2度目の秋季キャンプでは20分近くもサインや記念撮影に応じるほど、ファンに認められる存在となった。西田は福岡ソフトバンクの一員として過ごした1年を振り返り...