「勝ちたかったね」。台湾プロ野球チーム・Lamigoモンキーズとの「桃園最強Power Series 2018」日台バトルカップ3戦目に2対7で敗れた後、ベンチに戻ってきた井口資仁監督は開口一番、悔しそうな表情を浮かべ、そう口にした。
交流試合とはいえ勝ち負けのある試合で3連勝を狙った。勝負事で負けるのは嫌いだ。だから悔しさを噛みしめた。ただ、もちろん収穫はあった。この機会にとアピールした若手たち。そして色々なことも試した。ベンチで戦況を見守りながら2019年シーズンに向けたさまざまな考えが巡っていた。
「3連戦で色々なことを試せた。収穫もあった。上で使える目途を感じた選手もいた。チームの底上げが必要。そのためには若手が上がってきて、刺激にならないといけない。そこから競争...