新天地1年目に誰もが認める素質の高さをあらためて証明し、真価が問われた“2年目”だったが、今季の北海道日本ハム・大田泰示選手は新たな環境と対峙した。与えられたのは2番の打順。求められた役割は従来の概念と異なる得点力の拡大だった。2番を中心に104試合に出場、打率.274、14本塁打、59打点。7月上旬の左手骨折による故障離脱がなければキャリアハイ更新は間違いない活躍を見せた。新たな境地を開いたシーズンを終え、秋季練習を行う大田選手に“2番論”について話を聞いた。
求められた役割とオフシーズンからの取り組みが合致
-移籍2年目の今季は、どのようなシーズンでしたか?
シーズン開幕後に2番に入って、前半戦は納得できる数字が残せました。ただ、左手に死球を受けて(負傷離脱し)、後半戦は思うような数字が残せなかった。いいところも悪いところもあり、納得いくところも悔しさもあるシーズンでしたね。
-どのあたりに納得がで...