五十嵐はプロ21年目、攝津は2012年に最多勝&沢村賞
2年連続日本一に輝いた福岡ソフトバンクは、日本一決定から一夜明けた4日、福岡市内の球団事務所などで攝津正投手、五十嵐亮太投手、寺原隼人投手、笠原大芽投手、張本優大捕手、茶谷健太内野手、吉村裕基外野手、城所龍磨外野手に、来季の契約を結ばない旨を通告した。球団が発表した。これまで長らくチームを支えてきた中堅、ベテランを中心に8選手に戦力外通告を行った。
五十嵐は1997年のドラフト2位で東京ヤクルトに入団し、米MLBのメッツ、ブルージェイズ、ヤンキースを渡り歩き、2013年に福岡ソフトバンクに加入。今季でプロ21年目でNPB通算777試合に登板してきた右腕は「まだユニホームを脱ぐわけにはいかない」と現役続行を希望。また城所も「家族と相談して現役を続けられるのであれば、続ける道を探っていきたい」とした。
攝津は秋田経法大付からJR東日本東北を経て2008年のドラフト5位で福岡ソフトバンクに入団。ルーキーイヤーから中継ぎで70試合に登板し、2年目も71試合に登板。2年連続で最優秀中継ぎ投手に輝いた。2011年に先発に転向すると、そこから5年連続で2桁勝利。2012年は17勝で最多勝に輝き、沢村賞も受賞した。だが、2016年からは出番が減少。2年連続で7試合の登板に終わると、今季も7試合の登板にとどまり、2勝4敗。日本シリーズ出場の有資格者40人からも...