短期決戦は、初回に試合が動きやすい――。
「2018 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージが開幕する数時間前、埼玉西武の秋山翔吾とそんな話になった。
「CSは次に取り返す機会がないので、先発ピッチャーは野手以上に気持ちが高ぶっていると思います。野手は打てなければ打てないで割り切って、やれることをやる。ピッチャーは『抑えなきゃいけない』ということが(気持ちの)制限としてかかってくるので、立ち上がりの難しさがあると思います」
第3戦を除き、今シリーズではすべての試合で初回に試合が動いていた。しかも、先制したチームがすべて勝っている。福岡ソフトバンクが王手をかけて迎えた第5戦も、そうした結末...