プロ野球が生み出す圧倒的な熱狂。そのエネルギーを何倍にも膨らませ、チームとファンをつなぐ架け橋となっているのが、「グッズ」の存在だ。いまや球団経営の重要な柱となっている「グッズ」だが、最近では、“球場での応援アイテム”にとどまらず、ファンのライフスタイルに溶け込む実用的なアイテムが多数登場し、各球団、続々とヒットを生んでいる。
現在、唯一無二のプロパティを生かし、一年を通してさまざまなグッズを生み出し続けている福岡ソフトバンクホークス株式会社 MD企画課の南一輝さんは、大学卒業後、出版社に就職。主にキャラクタービジネスに携わり、国内での商品化や、テーマパークの運営管理、キャラクターの海外展開に取り組んでいたが、4年目を迎えたタイミングで、結婚を機に地元・福岡県へのUターン転職を決断した。
次なるステージに選んだのは、アプリのコンテンツ開発事業を行うベンチャー企業だった。しかし転職して1年ほど経った頃、企業が倒産の危機に立たされる。ここで3度目のキャリアチェンジを決意した南さんは、「to Cにより近いところで、手触り感のあるものを自分でつくり、お客さんに届けたい」という軸のもと、転職...