3月13日にトレードで加入、ローテの一角として優勝に貢献
埼玉西武の榎田大樹投手が、自身初体験となるリーグ優勝を喜んだ。30日、敵地・札幌ドームでの北海道日本ハム戦。試合にこそ敗れたものの、2位の福岡ソフトバンクが千葉ロッテに敗れたため、埼玉西武の10年ぶり22度目の優勝が決まり、歓喜の胴上げの時を迎えた。今季開幕前に阪神からトレードで加入した左腕は、祝勝会前に行われた優勝会見に出席し「嬉しいですし、正直、去年の今頃の自分を考えると、天国と地獄じゃないですけど、すごい差なので、埼玉西武に来られてよかったなと思います」と笑顔を浮かべた。
昨季は阪神でわずか3試合の登板に終わり、0勝0敗0セーブ1ホールド。シーズンのほとんどを2軍で過ごした。転機となったのは、3月13日。岡本洋介投手との間で交換トレードとなり、阪神から埼玉西武へと移籍。これによって運命は大きく変わった。4月12日の千葉ロッテ戦で移籍後初登板初先発を果たし、6回2失点で移籍後初勝利をあげた。
すぐに先発ローテに割って入ると、そこから白星を積み重ね、22試合に登板し10勝4敗。阪神時代にもなかった2桁勝利を達成し、15勝の多和田、14勝の菊池に次ぐチーム3番目の勝利数をマーク。「それこそ求められて、優勝するために呼ばれたと思って一生懸命やった成果がこう実ったのでよかったです」と表情...