日米通算165勝の名投手が仙台へ。前田健太の日米球界における“変化”にデータで迫る

2025.12.23(火) 12:00 パ・リーグ インサイト 望月遼太
入団会見でユニフォーム姿を魅せた前田健太投手©パーソル パ・リーグTV

NPB時代に数多くの投手タイトルを獲得し、MLBでも先発として活躍を見せた

 11月26日、東北楽天が前田健太投手との契約合意を発表。12月17日に新入団会見で「選手として勝つことが一番のモチベーション。そのために必要と思われる選手でありたい」と力強く語り、背番号18を披露した。
 前田健投手は広島時代の9年間で通算97勝を挙げ、それぞれ2度の最多勝と最多奪三振、3度の最優秀防御率、そして2度の沢村賞と1度のMVPを受賞。MLBでも10年間で通算68勝と実力を証明してみせた。
 今回は、前田健投手が日米の球界で記録してきた年度別成績をもとに、NPB時代とMLB時代において生じた指標の変化について紹介。異なる環境にいち早く適応して結果を残してきた前田健投手の足跡を振り返る。

卓越した制球力を活かし、先発完投型のエースとして安定感抜群の投球を展開

 前田健投手がNPBでこれまで記録してきた、年度別の指標は下記の通り。

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