今季の前半戦が終了した時点で、福岡ソフトバンクの柳田選手が打率・本塁打・打点の3部門でパ・リーグトップに立っている。NPBの歴史では13年ぶり、平成以降では2人目となる三冠王の誕生に期待が高まるが、その13年前にトリプルクラウンの偉業を達成したのが、柳田選手にとってはチームの先輩にあたる松中信彦氏である。
そこで今回は、13年前の松中氏と今季の柳田選手の現段階の成績を比較し、2選手のライバルについても考察していきたい。まず、2選手の前半戦の成績および松中氏の最終成績は以下の通りとなっている。
【松中氏の三冠王達成年(2004年)の成績】
前半戦終了時:80試合287打数102安打26本塁打66打点 ...